'06.8.15「K4GP 1000km耐久レース」 in Fuji Speed Way

今年もこの日がやってきた。『K4GP 1000km耐久レース』!!レース当日は、心配された雨はどこへやら?綺麗な青空が広がっていた。今年はなんと!!ヘリコプターによる空撮まで行われて、なんかちょっとF1みたいな雰囲気を醸し出していた。年々凄いレースになってきているのは気のせいだろうか?!

今回のレースは前回の『冬の耐9レース』に参加した江黒さん、佐々木さん、中澤さん、びぃよんの4人のドライバーと、チーム監督の堀江さん、ピットサポートの波多野さんのお二方を新メンバーに加え、新生『Martian Bliss Copen』として出場!!

スタート方法は毎回恒例の仮装変則ルマン式スタートで、今回、びぃよんがスタートランナーを務めました。カウントダウンのアナウンスと共に、緊張で足がガタガタ震えてくる。転んだら江黒さんに怒られると思うと、頭の中はもう半パニック状態!!『10秒前!!』のアナウンスと共にダッシュの体制に…いつもならここで『5秒前!!4,3,2,1,…』となるはずが今回はそれが無い!!もう頭の中は『いつ?!いつ?!』完全にパニックモード。そして突然の『スタートっ!!』の掛け声…飛び出した瞬間、右足の靴が脱げ掛かりながら(相当テンパっていたらしい…)も、何とかコペンにステッカーを貼り付けてすぐさまピットウォール裏に待避し、江黒さん得意のスタートダッシュを見届けた。

『最初の3,4周は全開で行きます!!』という江黒さんの予告通りドンドン集団を抜け出し、その後は安定したラップを刻み始めた。江黒さんはラップのバラツキも少ないし、それでいてラップも速くて『さすがプロ!!』という感じですが、それよりも重要なことが江黒さんのドライブには含まれていたことをこの時はまだ誰も気付いていなかった…。

33周目、江黒さんから佐々木さんへドライバーチェンジ。佐々木さんも安定したタイムでラップを重ねていった。佐々木さん調子がよかったのか、前日のテスト走行よりも好タイムを連発していた…次にドライブするメンバーがビビっていたのは言うまでもない(笑)レース後に佐々木さんに伺ったところ『堀江隊長からは40秒でラップするよう指示されていたにも関わらず、その意味を正しく理解できていなかった。出ちゃうんですよタイムが。それだけマーシャンコペンは乗りやすいということ。ペースを落とすことがペースをさらに上げることよりも難しいことを実感しました。燃料をセーブできるポイントはたくさんあったはずなのにくやしい!!でもね、給油所ではエンジン止めて、力を込めて愛情込めてコペンを押しましたよっ!!』ということでした。自力で車を押すなんて…凄過ぎっ!!さらにオマケとして『ガムテープで太股に貼っていた保冷材(夏のレースは暑いんです!!)が剥がれてきちゃたので、ダンロップコーナーの立ち上がりで窓からグリーンに放り投げちゃった(爆)一番安全な場所を考えたので許してネ(笑)』と、お茶目なネタも披露…って、サーキットにゴミを捨てたらダメですよ〜!!次回はサーキットにゴミ箱を用意しておくので、そこを目掛けて投げ込んでください(笑)

ちょっと話しがそれました…

70周目、佐々木さんからびぃよんへドライバーチェンジ。ピットアウトして1周した状態で燃料系計を見ると…残1/3!!『マジっすか?!』と思いつつもそのまましばらく走り続け、なんとか残1/2弱まで回復。安心してレースを続けていた矢先!!『ドンっ』と鈍い音が左フロントから聞こえた。1コーナーの先で他車と接触!!頭の中が真っ白になってパニックになりながらも走行を続けるびぃよん。まずは車の状態に変化は無いか?!走り続けられるか?!自問自答しながらピット前を通過し『電話頂戴』のジェスチャー(笑)しばらくすると堀江隊長から電話が掛かってきて事情を説明し、とりあえず走行には影響が無さそうとのことなのでレース続行。1コーナーにトラウマを感じながらも周回を重ねていくと新たな問題が…そう江黒さんとの走りの違いが徐々に現れてきた。それは…燃料!!途中まではいい調子だったが、突如燃料計が下がりだし、またまたパニック状態に陥るびぃよん。一日に何回パニックになっているんだか…と、悩む暇もなく、とにかくこのままでは自分の規定周回を走り切るのも危ないので燃費走行に切り替え、なんとか規定周回を走りきり給油へ向かうと…燃料計はすでにEの真上!!残りの燃料はあと約40L…けど、レースはまだ約半分。さぁ、どうなる?!

想定外!!の燃料消費に、堀江隊長から次のドライバーの中澤さんへ指示が出る。『燃費が厳しいのでそーっとアクセル踏んでネ。そうすれば40秒ぐらいで回れると思うから…』堀江隊長の表情から厳しい現状が伝わってくる。その指示に中澤さんが『50秒で走ります!!』と隊長へ伝えると、堀江監督からOKのサインが出た。

107周目、びぃよんから中澤さんへドライバーチェンジ。コペンを受け取った中澤さんはひたすら超燃費走行に徹する。1周するごとに前の周まで後ろにいた車が、コペンより先にピット前を通過していく。我慢のレースになった。中澤さんも最後に江黒さんへ繋げるため、必死のドライブを続ける。中澤さんの残り周回が少なくなった時、ガソリンが続くまで中澤さんに走り続けてもらい燃費を稼ぐことにしよう!!とのことで、サインボードからLAP数の表示を外した。すると、次の周に中澤さんがピットインし、給油に向かう。騒然とするとピットウォール。何かトラブルか?!と皆が心配する。

142周目、中澤さんから再び江黒さんへドライバーチェンジ。燃料残り約20Lに対し、残り時間が約2時間。20km/Lぐらいの燃費で走行しないと完走しきれない状態となった。ノーマルのコペンでも20km/Lは難しい、ましてやチューンドカーとなると不可能に近い状態。江黒さんはさらにペースを落とし、全神経をアクセルに集中させ、最小限のアクセルでレースを続けた。話しは少し戻って中澤さんの緊急ピットインの真相だが、突然LAP数が消えたことでサインボードを見逃したと勘違いしたそうな。てっきりピットから中澤さんへは連絡済みかと思っていたのだが…思わぬコミュニケーションエラーだった(苦笑)車に異常が無いことがわかり、皆、とりあえず一安心。江黒さんは残り1時間に近づく頃まで走行を続けていたが、いよいよ燃料が厳しくなり無念のピットイン。K4GPはチェッカーフラッグを受けないとリザルトが残らないため、レース終了間際までピットで待機することとなった。

トップが1000km達成まであと2周のアナウンスと共に、再びコペンがコースに戻った。ガソリン量は残りわずか、なんとか周回してホームストレートへ戻ってきてくれと願いを込めて送り出す。そして、トップがチェッカーフラッグを受け、そのすぐ後ろをコペンがピット前を駆け抜ける…『やった!!ゴールだっ!!』1周しホームストレートに戻ってきたコペンを出迎えに全員が向かう。コペンから降りた江黒さんにドライバー・スタッフ全員が『お疲れ様』の言葉を掛ける。長かった1000kmのレースがこの時終わった。

今回も最後の最後でガス欠によるピットストップという残念な結果となってしまったが、アクシデントもある中で完走出来たことは次のレースへ繋がる結果となった。
今回のレースで得たデータを元に、次回のレースはトップでチェッカーを受けて表彰台の真ん中を狙いますっ!!表彰台はもちろん持参で(笑)

今回、暑い日差しの中を応援に来て頂いた方々、人手不足でお手伝い頂いた方々、サーキット内を走り回ってたくさんの写真を撮影して頂いたのざさん、ピットウォールやピット裏で尽力頂いた奥様方&波多野さん、そして私達ドライバーのことを一番に考えレースマネージメントをして頂いた堀江隊長、K4GPを開催して頂いたマッド杉山様、本当にありがとうございました。
また次回も頑張りますのでよろしくお願いします!!
ところで、次回の参加レースはセパン24時間耐久レースなのだろうか…(謎)


Special Thanks to のざ
Reported by びぃよん